浄土宗貞源寺HP

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貞源寺は、明治以前はともかく、関東大震災、太平洋戦争の2度、被災(全焼)しておりますので、記録にある什器・什物を含む寺宝といえるようなものはすべて焼失してありません。
しかし、被災のたびに「これだけは寺の宝だ」と真っ先に持ち出し、本尊と過去帳だけは今日まで伝わっております。


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伝源信作とされておりますが、正確な作者、制作年次は不詳です。
ただ、開山時に春公上人が三河から持参した仏像であることは疑いありません。かつて中野区育委員会が調査したところ、「詳細は不明だが、中野区の仏像のなかでは最古ではないか」と、制作年次
を12世紀と推定されていました。木造寄木造、像高97.5cm


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開山間もない寛永年間からの『過去帳』が伝えられております。『過去帳』は、時が経ってからの書き込みや削除があるため、定期的に書き写していくの普通です。

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現存している過去帳は、年代順に古い2冊にそれぞれ「乾/坤」と表題にあり、おそらく江戸時代中期から末期に書写されたものと思われます。
同じ形式の和綴じ冊子に、3冊目、4冊目と書き継がれ、現在に至っております。